助手席でダッシュボートに足を乗せてはいけない理由があります。
マナーが悪い、乗せた足が運転手の視界の妨げになる、などということもありますが、もっと大切なことはもしダッシュボードに足を乗せた状態でエアバックが開けば、乗せていた足がふっ飛ばされすごい勢いで天井や自分の顔面に激突するということです。
助手席エアバックが開く動画
助手席エアバッグは運転席と比べて容量が大きくなっています。ここに足を乗せていたらどうなるか、想像してみて下さい。
エアバッグは、それほど大きな衝撃でなくとも作動することがあります。事故そのものは衝撃が弱くても、助手席に乗せていた足はエアバッグに飛ばされてちょうど顔の当たりに飛んでくるので、けがは重症化します。
顔面への衝撃なので、目や聴覚や記憶障害も起こる可能性があります。
例1:「エアバッグが開いた後、…目の前に自分の足の裏がありました」 彼女の足首、太もも、腕、鼻はすべて衝撃によって骨折れました。 「もう以前のように仕事ができません…一度に4時間以上立っていられません。」
例2:彼女の膝が顔にぶつかりました。 彼女の左眼窩と頬骨は、彼女の鼻と同様に骨折していました。 彼女の顎は脱臼し、下唇が歯で切れ、脾臓が失われました。 両方の足が壊れて圧縮され、最終的には衝突前よりも2サイズ近く小さくなります。 彼女の左の瞳孔は拡張したままであり、聴覚は永久に変化し、記憶は損なわれた。
例3:乗員は複数の顔の怪我を負い、2本の歯を失い、セラミックの額が埋め込まれました。 「顔をひざまずいて、爆発のようでした。」
どんなにのんびりした運転であっても、足はけっしてダッシュボードに乗せてはいけません!
車をどこかに停めてエンジンを止めて休憩している時も、車のキーがONになっている(ラジオやエアコンが使える)状態だと、何らかの衝撃でエアバッグが開く場合があります。
また、車内アクセサリーでスマホを固定するものなどがありますが、エアバッグが開く範囲に置いてある(両面テープなどで貼ってある)ものはすべて吹き飛ばされます。必ず、車内アクセサリーはエアバックが開いても影響のないところにつけて下さい。
運転席エアバッグはどうでしょうか?
ハンドルの中心部からエアバッグが開きますから、この部分に腕がかかっているとエアバッグで腕が弾き飛ばされ、顔面を直撃する場合があります。また、ハンドルを握っていた指が急激にハンドルから引きはがされますから、指の損傷もあります。
運転席エアバッグに腕を弾かれないために、ハンドルは9時―3時(9時15分)、または8時―4時(8時20分)の位置で持つことが推奨されています。10時―2時(10時10分)やそれ以上では高すぎるわけです。ハンドルを回している最中にエアバッグが開くのは致し方ないにしても、普段の運転で直進する際にはハンドルの上半分には手を置かないように習慣づけることをおすすめします。
当院では交通事故施術を行っております。ぜひお気軽にご相談下さい!
※参考文献『ドライビングの常識・非常識ーあなたの運転のここが危ない!』
※参考サイト
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