現在リーガロイヤルに勤めると聞く
配膳時代にお世話になったホテルマンと
来月食事をするので北新地界隈で検索。
「和歌山県の新鮮な魚を」
という触れ込みと何度か伺って
気に入った銀平さんと同系列店舗？
という書き込みがあったので昨昼
時間が出来たので下見兼ねフラッと
1人で訪店。閉店20分前に到着。
会計の対応をしている方と
目が合ったので指で１と合図を
してそのまま入口に待機。
お帰りになられるお客様を横目に
先程の店員さんに『ギリギリに
すみません。まだ行けますか』と
確認すると「こちらへどうぞ」
とカウンターへ案内くださいました。
店員さんは女将さんらしく
着物に割烹着。名札はないので
名前は不明。案内された先に
落し物があり拾おうとしつつ
よくよく見たら椅子の靴下。
「椅子の靴下なんですよ。
あとで履かせます。」と
靴下を拾い椅子の下にポイッと
豪快に投げ込んで何事も
なかったかのように応対。
案内された席に着席するや
女将さん他の席を片付けながら
「何になさいます？」と。
人が少ないのか、ながら仕事。
まぁいいかと。お目当ての
『御造り御膳を』と伝えると
「無くなりました」との返答。
次の候補『天ぷら御膳を』と
伝えると厨房に伝えてくださったので
一安心して出てくるのを待つ。
女将さんお箸とおしぼりとお茶を
持って来て何も言わず置いていく。
“おぉ？”と思っていたら、次は横の
厨房出入り口からひょこっと現れた
女将さんの右手がぬっと出て来て
左サーブで御造り用の醤油小皿を。
“なんだろう(;´Д`A ```”と思いつつ。
次に来た時も無言で今度は
右サーブで白米・味噌汁・豆腐
造りを置いて行く。新地でのランチは
割とよく訪れているものの若干
“このサーブは初めてだな”と。
若干驚きを覚えつつ揃うのを待つと
漬物と天ぷらを持って来てくださり
「塩で味付けしていますからそのまま
お召し上がりください」とアテンドして
草履をパタパタと音立てながら
彼女は片付けと夜の準備に。
ここまでは同業者なのでまだ理解。
出来るものの、造り用の醤油小皿が
洗い立てで熱々なのにはガッカリ。
次に味噌汁を一口いただいて温い。
半熟玉子が入っていたのですが
冷たいままなので温度が下がった？
男性や夏場なのでよいかもですが
薄味嗜好の私には天ぷらも少ししょっぱく。
塩は別添えの方がありがたい。1,100円と
新地のランチ相場より100円高いのと
期待値高かっただけになんだか損した気分。
御茶も卓上にあって気兼ねなくいただけ
卵も食べ放題。魚だって間違いない。
サービスも味もコスパも銀平さんの方が
1,000円で良いと思いました。
新地だけに電話対応もどうかなと。
13時54分と14時の閉店まであと6分。
ラストオーダーも50分で4分過ぎていた。
「お昼ですか？お昼は終わりました。
ごめんなさーい！」と電話を切る。
ごめんなさいって斬新だな…。
推測するに女将さんのこのキャラも
慣れれば味のあるものなのかもと。
ホテルで簡易着物ではあるものの
私は和装サービス経験者。確かに
草履はパタパタ音が鳴りやすい。が
場所が場所なだけにもう少し優雅に
振る舞っていただけたらなと。
ネットでの評価が高く期待値を
勝手にあげてしまった私にも落ち度が。
あと、20分前とはいえ閉店間際。
２回目伺ってどうなのか。ある意味
楽しみ。今度こそ御造り御膳が
食べたいので次は開店と同時に
行ってみたいと思います。
教訓として、人の振りみて
わが身を正せと心に刻みました。
初心に戻らないとなといい勉強に。
ありがとうございます。
