この時期、収入が減って大変という経営者の方も多い中で、さまざまなご相談をお寄せいただいています。
・プレゼン用の資料を作って欲しい
・Webでの集客をもっと効率的に行いたい
・新しいビジネスを考えているので事業計画を立てたい
など、苦境にあることを感じさせず、前向きに取り組んでいらっしゃる姿に、こちらも勇気づけられます。
コロナウィルスに関連する経済的な損失はリーマンショックのレベルを超えるとも言われていますが、私にとってリーマンショックは2つの意味で忘れられないできごとです。
1つは、2008年から2009年が介護の忙しさのピークであったため、仕事がほとんどできず廃業に近い状態になった時期があったこと。介護疲れで体調を崩し、金融・経済ライターなのにリーマンショックに関する記事を追うこともままならず、本当に厳しい時期でした。
介護中にも「いずれ仕事に復帰するんだ」という明確な思いがあれば、介護保険などの制度を利用したり、周囲の人に「1人で介護は無理」と訴えたり、復帰に備えて勉強したりとやるべきことはあったでしょう。でも、目の前の介護に追われるだけの日々が続いてしまいました。
もう1つは、介護が終わって仕事に復帰したとき
「この情勢だからすぐに仕事はないだろう」
と根拠もなく思い込んでふらふらと復帰した結果、その後数年にわたってとんでもない時期がやってきたこと。
当時はFP(ファイナンシャルプランナー)という存在がまだあまり知られておらず、金融危機を経てようやく「資産運用の重要性」に注目が集まりだした時期。その流れに乗って「どうやらFPというお金の専門家がいるらしい」という認知が広がりだしたのがこの時期でした。
私はFP3級しか持っていませんが、この資格に詳しくない人からすると「資格があるか、ないか」のみが重要で「何級か?」までは重要視されていませんでした。そのため、私にも金融・保険・ライフプランニングに関する原稿執筆の依頼があふれるようにやってきました。
私は「お金に関する記事が書きたい」「資産運用の専門家になりたい」などの明確な意志がないままに
「この不況下で依頼していただいて、ありがたいからとりあえず仕事をする」
ことを繰り返し、やがて疲労が蓄積していったのです。
このような経験をした私から見ると、今の状況下で、わざわざお金を払って私にご依頼くださる方は、経営者として尊敬すべき心根をお持ちだと感じます。行き当たりばったりではなく、きちんと将来への思いを持っていることから、この大変な状況下でも、自分を見失うリスクは少ないでしょう。
私は「大変な状況下でもできることを1つ1つやる」人を応援したいし、そのような人から「かけがえのないパートナーだ」と認められるコンサルタントになりたいと思っています。
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