函館ラ・サール高等学校の令和7年度(2025年度)入学試験要項を詳しく解説します。この記事は、函館ラ・サールへの進学を考えている中学生とその保護者の方々を対象としています。推薦入試と一般入試の概要、出願資格、試験内容、合格発表から入学手続きまで、受験に必要な情報を網羅的にまとめました。また、学費や奨学金制度についても触れていますので、進路選択の参考にしていただければ幸いです。
入試概要
函館ラ・サール高等学校の令和7年度(2025年度)入学試験は、推薦入試と一般入試の2種類があります。推薦入試は1月18日、一般入試は2月13日に実施されます。両入試とも、函館をはじめ、札幌、旭川、帯広、北見、青森、仙台、東京、大阪、名古屋など全国各地に試験会場が設けられています
1。受験生は自分の都合の良い会場を選択できるので、遠方からの受験も可能です。なお、入試の詳細や最新情報については、学校の公式ウェブサイトで確認することをお勧めします。
入試の種類と特徴
推薦入試には、A推薦、B推薦、C推薦(寮生対象自己推薦制度)の3種類があります。A推薦は成績上位者向け、B推薦はA推薦よりもやや基準が緩和されています。C推薦は寮生を対象とした自己推薦制度です。一般入試は全受験生を対象としており、より広い範囲から生徒を選抜します。推薦入試は学力試験が3科目(国語、数学、英語)なのに対し、一般入試は5科目(国語、数学、社会、英語、理科)と、より総合的な学力が問われます。
出願資格と募集人数
推薦入試の出願資格は、令和7年3月中学校卒業見込みの男子(現役生)で、成績や評定等の条件を満たす者です。募集人数は推薦入試と県外特別入試で合計30名程度です。一般入試の出願資格は、令和7年3月中学校卒業見込みの男子(現役生)または令和6年3月中学校を卒業した男子(1浪生)です。募集人数はすべての入試で合計135名程度(内部進学生を含む)となっています。
選考方法
両入試とも学力試験を実施します。推薦入試は国語(60分、100点)、数学(60分、100点)、英語(60分、100点)の3科目です。一般入試は国語(60分、100点)、数学(60分、100点)、社会(50分、100点)、英語(60分、100点)、理科(50分、100点)の5科目です。両入試とも英語にはリスニングテストが含まれるので、注意が必要です。また、推薦入試では調査書や推薦書も選考の資料となります。
必要書類
推薦入試の出願には、調査書(厳封)と推薦書等が必要です。推薦書等は、A推薦の場合は学校長の推薦書、B推薦の場合は学校長の推薦書または言明書、C推薦の場合は言明書と自己推薦書が必要です。一般入試の出願には調査書(厳封)のみが必要です。これらの書類は出身中学校から本校宛に郵送する必要があります。なお、推薦入試または県外特別入試の受験後に一般入試を再受験する場合は、調査書の再提出は不要です。
試験科目
推薦入試の試験科目は、国語(60分、100点)、数学(60分、100点)、英語(60分、100点)の3科目です。一般入試の試験科目は、国語(60分、100点)、数学(60分、100点)、社会(50分、100点)、英語(60分、100点)、理科(50分、100点)の5科目です。両入試とも英語にはリスニングテストが含まれます。受験生は、各科目の配点と試験時間を考慮して、効率的な学習計画を立てることが重要です。
試験時間
推薦入試の試験時間は、国語が13:15〜14:15、数学が14:30〜15:30、英語が15:45〜16:45です。一般入試の試験時間は、国語が8:45〜9:45、数学が10:00〜11:00、社会が11:15〜12:05、英語が13:00〜14:00、理科が14:15〜15:05です。両入試とも、試験開始時刻の30分前までに試験会場に集合し、着席する必要があります。受験生は、試験時間の配分を考慮して、各科目の対策を立てることが大切です。
入試日程
推薦入試は令和7年1月18日(土)に実施されます。一般入試は令和7年2月13日(木)に実施されます。出願期間は、推薦入試が令和6年12月18日(水)午前9時から令和7年1月7日(火)正午まで、一般入試が令和7年1月20日(月)午前9時から1月31日(金)午後4時までです。受験生は、これらの日程を踏まえて、計画的に受験準備を進めることが重要です。なお、一般入試では、体調不良でやむを得ず受験できない場合のために、追試験が用意されています。
合格発表日
推薦入試の合格発表は令和7年1月21日(火)16:00を予定しています。一般入試の合格発表は令和7年2月20日(木)9:00を予定しています。合格発表方法は両入試とも同じで、受験番号を本校前に掲示するほか、合格者には合格通知・入学手続書類を発送します。また、インターネットの本校ホームページにも受験番号を掲載します。不合格者への通知はありません。電話での問い合わせには一切応じられないので注意が必要です。
入学手続き
推薦入試の入学手続き期間は令和7年1月22日(水)〜1月27日(月)です
1。一般入試の入学手続き期間は令和7年2月25日(火)〜3月3日(月)です
1。手続きは郵送または事務窓口への持参で行います。入学手続きに必要な納付金は入学金200,000円です。ただし、入試成績に応じて全額または半額免除の制度があります
1。また、延納手続きを行うことで、入学金の残金納入期限を在住地域の公立高校合格発表日まで延期することができます。
学費・諸経費
令和7年度の授業料および諸費の月額は以下の通りです:
- 授業料:44,000円
- 施設設備費:8,000円
- 教育充実費:25,000円
これらの校納金は今後改定される可能性があります。また、保護者の所得に応じて「国の就学支援金」および「北海道の授業料軽減」制度が適用される場合があります。さらに、「函館ラ・サール高等学校特別奨学金制度」により授業料が無償になる可能性もあります。詳細については、学校の公式ウェブサイトや入学手続き書類で確認することをお勧めします。
特待生制度
函館ラ・サール高等学校では、入試成績に応じて入学金の全額または半額を免除する特待生制度があります
1。この制度は、学業成績が特に優秀な生徒を対象としており、経済的な負担を軽減しつつ、優秀な人材の確保を目的としています。具体的な選考基準や免除額については、入学試験の結果に基づいて決定されます。特待生を目指す受験生は、日頃の学習に加えて、入試対策にも力を入れることが重要です。
奨学金制度
函館ラ・サール高等学校には「函館ラ・サール高等学校特別奨学金制度」があり、この制度を利用すると授業料が無償になる可能性があります。この奨学金制度は、経済的な理由で進学が困難な生徒を支援することを目的としています。奨学金の給付条件や申請方法などの詳細については、合格通知とともに送付される入学手続き書類や学校の公式ウェブサイトで確認することができます。経済的な支援を必要とする受験生とその保護者は、この制度を積極的に活用することをお勧めします。
過去の入試結果
提供された資料には、過去の入試結果(志願者数、合格者数、倍率など)に関する具体的な情報は含まれていませんでした。しかし、これらの情報は受験を検討する上で重要な参考資料となります。過去の入試結果を知りたい場合は、学校の公式ウェブサイトや学校説明会、個別相談などで直接問い合わせることをお勧めします。また、入試結果は年によって変動する可能性があるため、複数年分の結果を確認し、全体的な傾向を把握することが大切です。
函館ラ・サール高等学校を志望する受験生の皆さん、入試に向けて準備を進めていることと思います。本校の特色ある教育システムや充実した学習環境は、皆さんの可能性を大きく広げてくれるでしょう。入試までの期間、体調管理に気をつけながら、自分の目標に向かって着実に準備を進めてください。また、入試当日は時間に余裕を持って行動し、落ち着いて実力を発揮することが大切です。最後に、入試に関する最新情報は必ず公式ウェブサイトで確認するようにしましょう。皆さんの健闘を心よりお祈りしています。